成年後見制度とは、認知症や知的障害・精神障害などが原因で判断能力が不十分な人が不利益を被らないように、家庭裁判所に申し立ててその人を援助する人を付ける制度のことをいいます。
たとえば80代の女性が認知症を発症した場合、自分自身でお金や不動産の管理を行うことはできなくなるので、同居する長男を成年後見人として立てて、母親に代わってお金や資産などの管理を行うといった形です。
しかし、なかには成年後見人がお金を使い込んでしまうなどのトラブルも発生しており、「老人ホームにいる母親がみすぼらしい身なりをしているのに、収入が少ないはずの息子が一流ブランドの服を着ている」というような事態も発生しています。
成年後見人の申し立ての際はもちろん、成年後見人をめぐるトラブルなども、お気軽に当事務所にご相談ください。