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不動産トラブル&相続

最もトラブルが起きやすいのが、不動産の相続

最もトラブルが起きやすいのが、不動産の相続

親の遺産を相続することになると、今まで住んでいた家などの不動産が絡んでくる事例は非常に多く、これがトラブルを生む原因となるケースが少なくありません。現金による遺産分割は、数字できっちりと分けられるのですが、不動産は人数分で割るわけにもいかず、相続人や前妻などが居住している場合には、簡単に売り払うこともできないからです。

また、収益の上がっていない賃貸マンションのように、価値のない不動産を相続する場合もあります。その際は相続放棄の手続きを行う人もいますが、相続を放棄するとほかの財産も放棄しなければなりません。

相続する不動産が共有名義になっている場合もまた、問題が発生しやすいので注意しましょう。相続のために売却しようと思っても、共有名義人が納得しなければ、売ることはできません。日本の各地にある空き家の中には、こうした相続に絡むトラブルが原因で放置されてしまっているケースもあるのです。

不動産の相続で揉めないようにするには?

不動産の相続で揉めないようにするには?

このように、相続トラブルが非常に起きやすい不動産ですが、親族の揉め事に発展しないようにするには、被相続人が生存中にはっきりとした遺言を残しておくのがベストの方法です。

不動産の相続だけを単独で決めることは難しいので、ご自身がある程度の年齢に達した時点で、相続の対象となる人が誰かを確認し、一人ひとりが納得できる形で遺言を残せるよう、弁護士に相談しながら話を進めることをお勧めします。

遺言はご希望があれば、後になって書き替えることも可能です。たとえば70歳で遺言を作成しても、80歳になってみると状況が変わっていたということは、珍しくありません。その際は、法律で定める遺言方式で変更することができます。

すでに揉めてしまった不動産の相続問題を解決するには?

では、すでに揉めてしまった不動産の相続問題を解決するには、どうしたらよいでしょうか?
不動産の相続トラブルを解決するには、弁護士に依頼すると同時に、不動産の専門家にフォローしてもらうことが大切です。当事務所にご依頼いただければ、信頼できる不動産仲介業者を紹介できますので、安心してご相談ください。

マンションを相続する場合、資産価値はどのぐらい?

マンションを相続する場合、資産価値はどのぐらい?

一軒家を相続して売却する場合は、家が古くても土地が残っているので、取り壊し費用などを差し引いてもある程度の金額が残るケースが少なくありません。しかしマンションは、一軒家とは少し状況が違います。

たとえば築30年以上の老朽化したマンションを相続してしまった場合、売ることもできずに高い管理費や修繕積立金だけを払わされるケースがあるので、十分に注意しましょう。

マンションを相続する前に、あらかじめ「このマンションは売却できるのか?」「賃貸物件として活用できるか?」などを調べておき、資産価値があるかどうかを確かめておくことが大切です。

不動産の遺産分割協議がスムーズにまとまった事例

当事務所にはさまざまな相続人の方が、ご相談に来られます。なかには調停や裁判などに発展するケースもありますが、相続人同士がお互いの誠意をもって対応することによって、円満に解決できた事例も数多くあります。当事務所の不動産相続に関するご相談のなかから、スムーズに遺産分割協議がまとまった事例をご紹介しましょう。

被相続人であるお父様は、複数の不動産収益物件を持っておられました。特に遺言書を残すこともなく亡くなられ、相続人となった3人のお子さんは「どうしたものか?」と悩まれ、一人の相続人の方が当事務所にご相談に来られました。

お父様が残された不動産収益物件は築年数が経っており、空き室も目立っていました。お子さん同士の人間関係は良好のようでしたので、当事務所では弁護士を交えて3人の方が直接話し合われることを、ご提案させていただきました。

遺産分割協議の当日は、相続人同士がお互いの気持ちを伝え合い、「結局は売却し、現金化した上で遺産分割をした方がいいでしょう」ということで話がまとまりました。そして、そのためにはどのような方法がよいのかについても、お互いに意見を出し合いながら決めていきました。

実にスムーズに遺産分割協議がまとまった事例ですが、このように親族の誰もが傷つくことなく、不動産の遺産分割協議が行うことができれば、親が亡くなった後も良好な兄弟関係を続くことができるでしょう。

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